⛳ 「ゴルフを学ぶ」ということを根っこから見直してみよう(3)

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ス〜ちゃんのGolf アカデミーへようこそ。

今回は「ゴルフを学ぶ」=「ゴルフゲームを学ぶ」と適切に考えるゴルファーにとって、どのような技術が大切で、「時間」と「エネルギー」をどこに注いだらよいかについてご説明したいと思います。

『⛳ 「ゴルフを学ぶ」ということを根っこから見直してみよう(1)』『⛳ 「ゴルフを学ぶ」ということを根っこから見直してみよう(2)』 をお読みでない方はまずそちらをご覧いただいてからの方が理解が深まるのでお読みください。題名をクリックしていただきますとお読みいただけます。

 

❏ 「カップ⛳からのゴルフ」の技術優先順位


ゴルフゲーム上達」=「ゴルフ上達」を目的とした「考え方」から導き出された


カップ⛳からのゴルフ」


の技術の優先順位(※1)をご案内しましょう(※2)。

※1 ドライバーやアイアンが「ホドホドに打てる」のが前提でしたね。本当にホドホドでいいですよ。良質でなくてまったく構いません。「ホドホドに打てる」ようになるまでは基本スウィングを練習しましょう。

 

※2 目指すレベルによりまして要求度合いが若干変わりますので、ココでは「100切り」から「90切り」を目指すレベルのゴルファーを例に挙げました。

 

① 「パター1本分の距離のパットをほぼ100%の確率で入れる技術」


② 「傾斜のない平坦な場所で①より長い距離のパターを直径パター2本分の長さの円に入れられる距離感」


③ 「グリーンを『ほんの少し外れたボール』を旗🚩に寄らなくていいので大きな失敗なしにグリーンに乗せる技術」


④ 「旗🚩に寄らなくていいので一発で脱出できるバンカーショットの技術」


⑤ 「SW(※)のフルショット/AW(※)/PW(※)/9番アイアンでのフルショット」

※ SW:サンドウェッジ、AW:アプローチウェッジ、PW:ピッチングウェッジ


⑥ 「基本的な傾斜の対処技術」

 

❏ それぞれの技術がなぜ大切なのか?


では順を追って①〜⑥の技術がなぜ「ゴルフゲーム」向上に大切なのかということについてご説明して行きますね。

① 「パター1本分の距離のパットをほぼ100%の確率で入れる技術」

ショートパットの技術ですね。

前回の話『⛳ 「ゴルフを学ぶ」ということを根っこから見直してみよう(2)』で「ギリギリOKをもらえない短いパット」を入れるかはずすかが大切で、仮に一日18ホール(カップに入れる機会が18回あるということです)で18回ともこの距離のパットを外すのと入れるのとではスコアが「18打も」違い、半分の9回であったとしても「9打も」違うという例を挙げましてその技術の大切さをご説明しました。

「OKを上げる/上げない」は人それぞれの判断によります。それでは具体的にどの程度の距離のパターが入ればよいのかがわからないので、取り組む距離を「パター1本分の長さ」と決めましょう。

 

② 「傾斜のない平坦な場所で①より長い距離のパターをパター2本分の長さの直径の円に入れられる距離感」


ミドル・ロングパットの技術ですね。

①の技術が向上し、「パター1本分の長さの距離のパット」はほぼ沈められるようになったとしましょう。すると


「1本分以上の距離のパターは直径2本分の長さの円の中に仮に入れることが出来れば、グリーンにボールが乗れば『2パット』、つまり、終了するまであと2打と計算できる」


ということが成り立つことがおわかりいただけるでしょう。

たとえばカップから10mのところからファーストパットを転がしたとしましょう。そのボールがカップの手前1本分のところにショートして止まっても、カップを過ぎて1本分のところで止まっても、距離がピッタリで方向を間違って左右に1本分のところに止まったとしても

「残っているパットは『1本分の距離』」

ですから、このパットは「沈められる」と計算できるというわけです。

 

各グリーン上で2パットが保証されれば2回✕18ホール=36パットという計算が出来ます。これは会社で言えば「固定費」が固まったようなものです。

実際にはアプローチが寄ってワンパットがあったり、チップインでパター回数0ゼロということもあるので「最低36パット」ということで計算できるということになります。

 

③ 「グリーンを『ほんの少し外れたボール』を旗🚩に寄らなくていいので大きな失敗なしにグリーンに乗せる技術」


チップショットというアプローチの技術になりますね。

「寄せる必要」があるのはもっと高いスコアを目指しているゴルファーです。

この状況でスコアを崩すのは「旗🚩に寄せられなかった」からではなく、


「目の前のグリーンに1回で乗せられなかったり、ミスショットでグリーンを飛び越えて向こう側へ出て行ってしまうから」


です。そこでその場から大きな失敗なしにグリーンのどこでもいいので「1回」で乗せておく技術が必要になるのです。

 

④ 「旗🚩に寄らなくていいので一発で脱出できるバンカーショットの技術」


バンカーショットの技術です。

2019年のルール改正で2打罰を払ってバンカー外に出すことが出来るようになりましたが、2打罰を払っていてはゲームは上手にはなりませんし、何より楽しくありません。③のアプローチと同様、旗🚩に寄せる必要はありません。一度でバンカーから脱出できれば十分です。

バンカーショットはバンカー練習場に出向かなくとも、練習場の人工芝からで必要以上のバンカー上手になれますよ。

 

⑤ 「SWのフルショット/AW/PW/9番アイアンでのフルショット」


ご説明の必要もありませんね。フルショット技術です。もう少し、細かく言いますと「ショートアイアンのフルショット技術」になります。

ここで、

カップ⛳からのゴルフ」

と言いながら、③の「グリーンからほんの少しはずれたボールの処理」から急に「距離が伸びたなぁ〜」とお感じになった方がいらっしゃるかもしれません。

どうして10y、15y、20y、30y、50yのアプローチの技術項目が無いんだろう🤔?・・・と。

はたして、その技術を私が教えたとして毎日ゴルフの練習をすることが難しい一般アマチュアゴルファーがその細分化された距離のアプローチをマスターすることが出来るでしょうか?

その上、同じ30yでもフェアウェイにあるのと深いラフでは打ち方や振り幅が変わります。仮に「いつもフェアウェイ」からと譲ったとしましても、30yという距離は一般的にフルショットでは大きいのでその距離を安定的に打つには「振り幅の調節」&「同じスピードでクラブヘッドを動かすこと」&「インパクト時のロフト角の管理」が必要になります。

つまり、「難しい」のです。

それよりも7番や8番アイアンの基本スウィングを利用してSW〜9番アイアンのクラブで打って上げたほうがシンプルなので失敗が少ないです。またその方がクラブヘッドを上げて振ることになるのでバックスピンがかかってグリーン上でボールを止めやすくなります。

確かに20yの方が60yより近いですが、「近くがいつも有利」とは限りません。その近い距離がアナタにとって難しい技術であれば「近くは不利」になりますね。

 

⑥ 「基本的な傾斜の対処技術」


実際のショットを楽しむゴルフ場は練習場と違って平らではありません。傾斜の打ち方に専門的に取り組む必要はありませんが、いくつかのことを知っておいて練習するのと練習しないのとではゴルフゲームの出来・不出来に関わってくることはおわかりいただけると思います。


さて、


「ゴルフを学ぶ」とは「ゴルフゲームを学ぶこと」という考え方を持った場合の「時間」と「エネルギー」の配分先


について一緒に見てきましたがいかがでしたでしょうか?

それぞれの技の磨き方につきましては後日の記事で一つずつレッスンしますね。

どうぞ、お楽しみに!!

これで「ゴルフを学ぶ」ということにつきましては根っこから見直していただけたかと思います。

次回は「ゴルフゲーム」の中のひとつの要素・・・皆さんにとりまして一番ご興味のある要素かもしれません・・・であります「ゴルフスイング🏌」をアナタと一緒に根っこから見直してみたいと思います。

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